『26世紀青年』
2005年、アメリカ軍は冷凍保存の極秘作戦を進めていた。被験者となったのは米軍一平均的な男、ジョー・バウワーズと売春婦のリタ。1年だけのつもりが、将校が売春組織とのつながりで逮捕され、実験が忘れ去られて500年がたってしまった。
その間に、人類の知能指数はどんどんと下がりつづけ、バカばっかりの世界に!!
もう、根本的にバカだから、普通のことも出来ない(笑) ゴミは山(ほんと、山)になり、機械もバカ。頭の中、空っぽ~~~♪
全米ナンバー1映画は90分間お尻を映した『ASS オケツ』。オスカー作品賞・脚本賞受賞(笑)
倒れかかったビル、紐で隣のビルにグルグル巻きにされてるし(笑)
大統領、すごいし!!
いちいち笑える(笑)
でも、あまり書くと、もし見たら面白くないのでこの辺でやめとく!
果たして、ジョーは2005年に戻れるのか!!
そして、畑にゲータレード撒いて砂漠化してしまい、食糧不足になっている2505年を救えるのか!!
と、いうコメディだけど…だけど~~~!
実に~~~深い!!!!!
リアル!!
例えば、なぜ人類がバカばかりになったかというと、知能指数の高い人間は子作りを躊躇して少子化に、一方で知能指数の低い人間は、ばっかばかと無計画に子供を作ったから。
これって、あり得るでしょ?
裁判の様子もひどい。アメリカで見た、公開暴露番組みたい。浮気相手とかでてきて、観客煽って、取っ組み合いのケンカする…みたいな。
あながち、あり得ない事じゃない。
他にも、考えさせられる事がいっぱい。ほんと、いっぱい。
言ったらつまらなくなるから言わないけどさ。
そうゆうところをきちんと描いてる。
バカさ加減にギャハハハわらいつつ、ブラックユーモアにニヤリとわらいつつ、考えさせられつつ、ジーンとくる映画です。
星4.8
主演は、ルーク・ウィルソン(オーウェン・ウィルソンの弟)
監督は『ビーバス&バットヘッド』や『キング・オブ・ザ・ヒル』などのテレビアニメのアニメーター、及び製作で知られるマイク・ジャッジ。
どちらも、かなり、シニカルで毒舌な笑いのアニメで、主人公たちもかなり可愛くないの(笑) ブラックユーモア満載のアニメ♪
邦題はホントにひどいけどね(笑)
最低だわ、これじゃ、皆見ないわ(笑)
原題は『Idiocracy』
idiotバカとcracy政治を混ぜた造語ね、多分。バカ国家。
製作当時はブッシュ政権だったから、ブッシュを皮肉ったものであるんだろうな。
見終わったあと、本を読もう、知識を増やそう、考えようと思わせるような、そんなおバカ映画でした。