ビール片手に映画ナイト☆オブ・ザ・デッド

↑このくまたんを押してもらうと、他のレビューが見れます。ホラー・サスペンス・コメディ・カルト・ミニシアター系を主にほぼ毎晩観ています♪ゾンビLove♪スプラッターLove♪音楽とかわいいもの、ビンテージものもLoveです♪ 過去に観た作品のレビューをゆっくりゆっくり他場所から移行しつつ、新しいのもアップしていくつもりです。なので時系列がめちゃくちゃですみません。

『ウィズネイルと僕』

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1988年イギリス映画。
監督・脚本のブルース・ロビンソンの自伝的映画

2014年鑑賞

舞台は1969年イギリス。
ロンドンの汚れたアパートで同居するウィズネイル(右リチャード・E・グラント)と僕(左ポール・マッギャン)。二人とも役者をめざすが泣かず飛ばずの30歳前。日々することもお金もなく、酒とドラッグでていたらくな生活をおくっている。靴もボロボロ。
そんな状況から逃げ出し、ウィズネイルの叔父さんの持つ田舎の別荘を借りて暮らしてみるが、田舎の人々の風あたりも強い。
そこに、その叔父さん(ゲイ)が訪ねてきて……変な田舎生活が始まる。

という、ダメ男2人のオフビートロードムービーです。

イギリス映画特有のウィットに富んだセリフ。流れるように繰り広げられる会話。
ユーモラスな設定。
ハチャメチャで調子が良くて、ちょっとイカれてて、でもお茶目なウィズネイルと、それに付き合わされる僕のいとおしさ、バランスの良さ!!!(二人ともジャケ写真よりずっとカッコいいよ)
ユニークな脇役。(変な声を発する生意気エドに大爆笑。ドラッグの売人ダニーも、ロックミュージシャン崩れみたいで良い♪ てか、ゲイの叔父さん!!!最高!)
田舎の風景も良い。ニワトリ・牛・うなぎなど、動物関連の笑いも最高!!
音楽も本当に最高で、映画製作したのがジョージ・ハリスンがオーナーを務める会社なのよ!!

そしてね、二人の切ない別れ………泣いてしまった。

イギリス的かつハチャメチャかつ押し付けがましくない笑いからの、切なさ………ヤバいです。

そして、この映画は懐古的青春映画なのです。
人類史上最高の時代が終わった………というセリフにあるように、60年代の黄金の青春時代を懐かしんでる映画なのです。

星5
ほんと、笑ったし、しんみり心に残りました。青春時代はいつの時も輝かしく、終わりがくるもの………


この映画は欧米でカルト的映画として絶大な人気を今でも持ち続けているもので、様々なランキングで上位をしめているんだけど、日本ではわずかに上映した程度でビデオにすらならなかった。だけど、ついに26年の時を経てDVD化!!!

ジョニー・デップが「完璧な映画。死ぬ前に最後に観たい」と言わしめた作品です。
ちなみに、ジョニー・デップが敬愛するハンターSトンプソンの自伝小説「ラムダイアリー」をジョニデが製作する際、ブルース・ロビンソン監督を指名したのさ♪