『グランドピアノ 狙われた黒盤』
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『グランドピアノ 狙われた黒盤』
『セッション』のデイミアン・チャゼル監督が脚本を書いたって事で前から気になっていたが観た♪
天才若手ピアニストのセルズニック(イライジャ・ウッド)。過去に一度間違った故に5年もの間、ステージ恐怖症となり表舞台に立てなかった激難曲ゴダールの『ラ・シンケッテ』を、恩師の追悼コンサートで弾く事となる。この曲はセルズニックと恩師しか弾けないと言われているの。
しかし、演奏中に目にしたのはある謎のスナイパー(ジョン・キューザック)からのメッセージ。一音でも間違ったら命はないと狙われ…新婚で女優の妻の命も危険に……
なんだろ、この映画(笑)
最初、なんの為に犯人が主人公を狙っているのかわからない(いや、伏線あるからなんとなくはわかる)中での緊張感と、つっこみ所のミックス‼
打ち合わせもリハも無しにいきなり本番か‼(笑)ってのから始まって、オケが演奏してるからって主人公がどんどん席をたつし、演奏中にスマホいじるし(ブラックベリーだからなんかウズウズする)、スマホ落としての後とか、以降のことはここでは詳しく書かないけどもう爆笑でして(笑)
そもそも、犯人さ、目的の為にはそっと見守っておいたほうがいいじゃんwプレッシャーかけたら間違うじゃんっ‼ありえね~wwwとか、大爆笑つつw
にも関わらずっ‼関わらずっ‼
続きが見たくて堪らない、止まらない面白さがあるわけです‼
演奏している曲と同時にストーリーが進行していく様は緊張感があり、飽きさせない。
限られた空間・観客の前・間違ってはいけないというシチュエーションの中、どうやって犯人に太刀打ちするのでしょうかっ‼
前半笑ったが、面白かった♪
イライジャ・ウッド、すごいピアノを練習したんだってさ。うまかった、迫力あったよ♪
↓以下、『セッション』との比較。
境地に追い込んで実力以上のものをださせようとする犯人とシュレッチャーと犯人との共通点を感じたし、最初はアタフタしてる主人公が犯人と対等な気持ちに切り替わる主従関係の崩壊、そして、ラストの曲選びの変更に関してもめちゃくちゃ『セッション』と繋がるところがある。
次回作『ラ・ラ・ランド』は、『セッション』の前に書いた脚本らしく、ジャズピアニストと女優の恋物語らしい。なんだ、この一貫性(笑)
僭越ながら『セッション』↓
http://mikimickle.hatenablog.com/entry/2015/05/18/013902