ビール片手に映画ナイト☆オブ・ザ・デッド

↑このくまたんを押してもらうと、他のレビューが見れます。ホラー・サスペンス・コメディ・カルト・ミニシアター系を主にほぼ毎晩観ています♪ゾンビLove♪スプラッターLove♪音楽とかわいいもの、ビンテージものもLoveです♪ 過去に観た作品のレビューをゆっくりゆっくり他場所から移行しつつ、新しいのもアップしていくつもりです。なので時系列がめちゃくちゃですみません。

『ヴィジット』

ヴィジット [Blu-ray]
『ヴィジット』
原題『The Visit』
監督M・ナイト・シャマラン(『シックスセンス』『サイン』『アンブレイカブル』『ヴィレッジ』など)
プロデューサーはジェイソン・ブラム(『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』など)


ベッカ(15歳)とタイラー(13歳)の姉弟は、母が家出してから15年間音信不通だった祖父母の家にふたりきりで1週間訪れる事になる。
雪の残る田舎の家。スマホの電波も届かない。
初めて出会う優しい祖父母に迎えられたのだが、段々と彼らの怪しい行動を目撃する。
加齢による症状だと説明されるが、その行動は段々と…
そして、明らかとなるある事実…


姉弟がこの旅をドキュメンタリーとして録っているのでPOV。2台のカメラを使用。だけど、基本的に固定されてたり置かれていたりで、また手持ちでもブレが少ないので、画面は安定しています。
でも、臨場感はきちんと残しつつ、子供が撮ったとは思えない完成度の高さw


オチは早い段階でわかってしまってたんだけれど、始終、ほんとにそれがオチかな?シャマランだからどんなのがくるのかなと、サスペンスとして楽しめるし、そのミスリード感もうまい。そして、それが明確になった時の爽快感はなかなか良い♪
そして、この映画のポイントはそこではないので~す♪(後述。)
シャマラン監督の作品は、オチによくマーケティングの重点が置かれるけど、正直なところわかるし、今回も良いところはそこではないと思うのですっ♪

そして、これはホラー映画ではない‼
あえてホラー要素を少し排除し、チープなB級にしあげ、コメディ色を強くしています。
ベタなところでベタな驚きをもってくるのも、あえての事だと思う。だからびっくりはしなかった。
ゆえに、ホラー映画の「怖さ」を求めてはいけません‼

ただし、めちゃくちゃ面白い‼
もうね、この映画の一番の面白さは、祖父母の奇行‼‼ キモいの、キモいのっw
次にどんな奇行をおこしてくれるのか、そればかりを楽しみにしてしまった♪
途中からニヤニヤしっぱなしだったからね(笑)
声、殺して笑いっぱなしだったからね(笑)
最初のお尻とゲロ歩きから、おばばちゃんの奇行の虜でしたw Vivaゲロ(笑)
ふふふ、なんの事やらわからないでしょ~‼ うぷぷ♪見て(笑)

かつ、やはり緊張感もあり、何が起こるのかわからない気持ち悪さもきちんとあります。怖さというよりも、異常性の不気味さ。
そこの気持ち悪さが面白くてならないw


またその間に挟まる姉弟の関係も良いのです。仲良しだし。なぜ仲良しなのかも、その家族のある背景があるからだし、
カメラで撮りなれているため、プロかというくらい楽しそうにうまく進行し、ラッパー気取り(Tダイナマイトw)の弟がユーモラスなため、飽きさせない。
最低な事を、アメリカのアイドルの名前を使って表現するのとか、下らなすぎて可愛いw

また、これは、家族の再生とトラウマの克服、許しの映画でもあります。
ベッカがなぜこれを撮っているのか…
段々とわかるその本心。
その家族愛を感じる事の出来るものでもあります。

そして、後から祖父母の葛藤を考えると、胸が締め付けられたりするのです……


怖さと笑いが紙一重なのは当たり前だけど、正直怖さはそれほど感じなかったけど、それ以上に笑いの部分でB級センスを感じ、十分に楽しめました♪

そして、理解のできない空間に入り込んでしまった場合、微力な子供たちに何ができるのだろうか…トラウマを抱えつつ、それに立ち向かう二人がいとおしくも笑わせてもらえます。

もう、ケイティ・ペリーなお婆ちゃんの真似をしたくてたまらないっ‼‼

あ~~、笑えた♪