ビール片手に映画ナイト☆オブ・ザ・デッド

↑このくまたんを押してもらうと、他のレビューが見れます。ホラー・サスペンス・コメディ・カルト・ミニシアター系を主にほぼ毎晩観ています♪ゾンビLove♪スプラッターLove♪音楽とかわいいもの、ビンテージものもLoveです♪ 過去に観た作品のレビューをゆっくりゆっくり他場所から移行しつつ、新しいのもアップしていくつもりです。なので時系列がめちゃくちゃですみません。

『ムード・インディゴ うたかたの日々』

ムード・インディゴ~うたかたの日々~(特別編) [DVD]

2013年のフランス映画。
原作は、1947年のフランスの作家ボリス・ヴィアンの「日々の泡」


夢大き青年コラン(ロマン・デュリス)は、愉快なで楽しいものや個性的な友人に囲まれて、お金にも困らず悠々自適な愉快な生活をおくっていた。
パーティーで出会った繊細でキュートな女性クロエ(オドレイ・トゥトゥ、「アメリ」のね)と出会い、恋におち、結婚する。
しかし、新婚旅行で、彼女は病におかされてしまう。
彼女の肺に睡蓮のつぼみがはいりこんでしまったのだ…… 治療法は、彼女の回りに花を山のように集めて、その睡蓮を脅かすこと。コランはついに働きにでる……


監督はミシェル・ゴンドリー。「ウィー・アンド・アイ」で彼の事は書いたけれど、夢のような世界を、手作り感溢れる小道具・演出で作り上げるのが非常に巧い、大好きな大好きな監督。
「エターナルサンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」「僕らの未来へ逆回転」など。
彼の作り上げるものは、本当にキッチュでキュートでヘンテコでポップで愉快でノスタルジーに溢れてるの♪

前半はものすごく楽しい!!アートワークだけで、ドキドキワクワクしちゃう♪
例えば、ピアノをひくだけでカクテルが作れちゃったり、奇想天外な料理、雲の乗り物に乗ったり、水の中を歩いたり♪

後半は、その奇妙な雰囲気はあるものの、非常に切なさいっぱいになります。




原作も好きなんだけれど、そのボリス・ヴィアンの不思議な世界観・言葉遣いの原作はそのままに、ミシェル・ゴンドリーが更にそれに拍車をかけていて、
原作ファンでも、非常に楽しめました。


また、この「日々の泡」を原作として、私の一番好きな漫画家の1人、岡崎京子も「うたかたの日々」という漫画を書いています。
この作品も大好きで、大事な大事な本。