『メタルヘッド』
2014年一発目の映画はメタルヘッド!
母親を事故で無くした少年TJと、鬱になってしまった薬漬けの父親と、優しいおばあちゃんのもとに、ヘッシャーと名乗る男が転がり込む。
ロン毛で基本的に上半身裸のヘッシャーは、メタルを聴いて、ハチャメチャを繰り返し、暴れまくり、まぁやりたい放題、下ネタ言いまくり、不法侵入したり燃やしたり、色々する。
そんなめちゃくちゃなヘッシャーによって、人生を見失った人々が、かなり巻き込まれつつ、最後の最後には何故だか前向きに生きていけるようになるという、なんとも風変わりなヒューマンドラマ。
ヘッシャーの妙な例え話が、下ネタで笑えつつ、結構染みる。
ヘッシャー演じるのはジョセフゴードン・レヴィット。彼の出演した「500日のサマー」は、大好きな作品。「インセプション」も良かったね♪ 爽やか文系オタクのイメージ(←完全に500日のサマーのせい)の彼が、かなり汚いぶっ飛んでるメタラーの役を演じているのは見もの!!
主人公の少年がいじめられているのを助け、主人公に惚れられる、ワーキングプアの冴えないレジ係の女性(彼女も人生を見失った人のひとり)はナタリー・ポートマン。今回は初プロデュースも。
挿入歌は、めったに曲を提供しないメタル四天王のひとつメタリカが、このストーリーとヘッシャーの風貌に共感して、参加!!!!
題名のロゴも、メタリカそっくり!!!!!!
主人公も、最後までヘッシャーとはとりたてて仲良くもならず、反発し、ぶつかり合う。普通のヒューマンドラマとは少しおもむきは違うけれども、なんとも爽快感の残る映画でした!
本当は星5つをつけたいところだけど、メタルヘッドっていう邦題のわりには、劇中のメタル頻度が少ない。残念!!!
だから、星4.5~~~♪
あ、あと、ヘッシャーのタトゥーが笑える(笑)